4月28日の世界仰天ニュースで、
呼吸器を外した容疑で看護助手が逮捕された冤罪事件が放送されるようです。
その冤罪が起こった理由が衝撃的。
なんでも、容疑者の女性が担当刑事の気を引くために虚偽の自白をしたとのこと!
今回は、滋賀の呼吸器外し殺人とされた冤罪事件に関して
- 事件の顛末
- なぜ冤罪は起こったか
- 冤罪を引き起こした刑事の手法について
を調査していきます!
【仰天ニュース】滋賀の冤罪事件の流れ
事件は2003年5月22日、
滋賀県の湖東記念病院にて入院していた男性患者(当時72歳)が亡くなったことから始まりました。
死亡した男性は当時植物人間状態で、警察はこれを傷害致死事件として調査。
その結果、当時看護助手をしていた女性が殺人容疑で逮捕されました。
(現在は自然死であったと結論付けられ、事件性もなかったとされています。)
決め手になったのは本人の自白。
しかしここに大きな問題がありました!
【仰天ニュース】冤罪被害者の西川さんについて
冤罪の被害を受けたのは当時看護助手をしていた西山美香さん。
24歳から37歳になる12年間もの間、無実の罪で服役させられてしまいました。
取り調べの中で担当刑事に好意を抱いてしまい、
そのことを利用した担当刑事によって、無理やり自白させられてしまったようです。
その後2020年3月31日に裁判をやり直す再審の判決公判が開かれ無罪が確定、
現在は看護助手に戻らず、彦根市内のリサイクル工場で働いているそう。
【仰天ニュース】滋賀の冤罪を引き起こした刑事の取り調べ
当時30代だった男性刑事は呼吸器が外れたことを知らせるアラームが鳴ったかどうか執拗(しつよう)に尋ね「なめたまねしたら痛い目に遭うで」。机を蹴り、睨(にら)みつけた。
アラームが鳴ったと認めると別人のように優しくなり、親身に話を聞いてくれた。
https://diamond.jp/articles/-/218818?page=4
取り調べを担当した刑事は西山さんに対して言動の強弱を使い分け、
無理やり「呼吸器のチューブを外して殺人した」という自白を引き出しました。
弁護士を信じるな、否認するなと発言を制約し、無理やり罪を作り上げてしまったのです。
それまでただの事故扱いされていた殺人事件を暴いた、となると大きな名誉につながります。
担当刑事は自身の出世のためにこのようなでっち上げを行ったのかもしれません。
【仰天ニュース】なぜ好意を抱いてしまったのか
服役後になって、西川さんには軽度の知的、発達障害があると診断されています。
男性に対してのコンプレックスがあった旨の発言もしており、それらも要因であったと言われているようです。
良い警官・悪い警官
それとは別に、心理学的な戦術の一つに「良い警官・悪い警官」というものがあります。
対象を強く非難、侮辱する「悪い警官」と同情・理解を示す「良い警官」の二つのチームを使い分け、
良い警官に協力するために情報を話すよう誘導する手法です。
自白は捏造であり事実ではない点を除き、
今回の場合も取り調べの担当刑事が似たような方法を用いていると言えるでしょう。
取調室に監禁され、心に強い揺さぶりをかける。
そんなことをされれば誰でもあることない事話してしまいます。
【仰天ニュース】看護助手の呼吸器外し冤罪まとめ
今回は滋賀県で起こった呼吸器外し殺人の冤罪事件について調査しました。
極限状態で疲弊した女性の心に付け込み、ありもしない罪を作り上げた事実は到底許されるものではないでしょう。
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